2008-08-17(Sun)

佐渡の酒蔵を見学しました。

最初にお知らせがあります。
このブログは私nanaの旅や日常を綴っていますが時折「相棒の部屋」なる珍カテゴリーが登場します。
何を隠そう、私の愛する相棒の好き勝手に書いていたコーナーなのですがすぐに飽きて投げ出すと思いきや数を重ねて20回を超えました。
そんなこともあって「相棒の部屋」単独のページを作りましたのでもしも・・・もしもご興味のある方はご覧下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/arabesque99/

一度は復旧したFC2の障害、まだ続いているようです。
画像が表示されていないかもしれませんが更新しますね。

ダイビングを楽しんだ後は新潟に残してきた相棒のために酒蔵へと赴きました。
佐渡市内にはいくつかの造り酒屋がありますがそんな中でも相棒が一番好きなところが「尾畑酒造」です。
ブランドでは「真野鶴」ですね。

2008_0815008_convert_20080816165356.jpg


歴史を感じさせる蔵ですね。
名前からわかるように旧真野町にあります。


中へと入るとこんな風流な蹲とかえる、そして水掛地蔵がお出迎え。

2008_0815013_convert_20080816165434.jpg


お地蔵様に念入りに水を掛けました。


酒米の「山田錦」です。
左の米が磨かれて右の状態になります。
実に半分以上の部分が削られてしまうんですね。

2008_0815017_convert_20080816165606.jpg


この酒米で作られたお酒が「真野鶴 万穂」だそうです。
一升瓶で10500円でした。


2008_0815018_convert_20080816165638.jpg


酒造りを勉強した後は試飲が待っています。
私は下戸なので眺めるのみ。
多くの種類のお酒がずらりと並んでいました。


2008_0815019_convert_20080816165721.jpg


「万穂」はちょっとお高かったので相棒には「大吟醸無ろ過生原酒」、「真野鶴 大吟醸」の2本を買いました。
留守番をお願いしたのでこれくらいの出費は仕方ないところですね。


後日談になりますが相棒「やっぱり万穂、呑みたかった」だそうです。
一応酒蔵から電話で聞いたんですよね、そしたらあまり高いのはいらないよ、って言ったのに。
今更〜ってことで買って帰ったものを呑んで頂きました。
明日はまた別のスポットをご紹介します。


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2008-01-15(Tue)

「寒九の水くみ」新潟清酒の仕込み水を自分の足でゲット!のお話

今日は地酒のお話です。
いつもと違い、呑んでみた感想などはありません。
ちょっと珍しい仕込み水の汲み出しイベントのご紹介です。

清酒の味を決める要素として、原料米と共に非常に大きなウェートを占める”水”。
この仕込み水の良し悪しで清酒の出来が変わってくる、と言うことは日本酒好きなら誰でもしっていることですよね。
この仕込み水を真冬の寒い中、人力によって汲み出している酒蔵があります。

新潟県の五泉市にある「近藤酒造」では、毎年この時期(一年で一番寒さが厳しくなる「寒の入り」から九日目)に清酒「菅名岳」の仕込み水を菅名岳山中から汲み出します。
この水汲みを「寒九の水くみ」といいます。
namadume.jpg


この水汲みには酒造会社の人のみならず、一般からも参加者を募ります。
今年は昨日1月14日に500人もの一般参加者が、菅名岳を登りました。

この水汲み、いたってシンプルに全て人力で行われます。
その方法はポリタンクを背負いで、清水の湧き出ているところまでの山道を往復するというもの。
背負うポリタンクは20リットル(女性は10リットルでも可)、往復1時間の行程です。
この行程を2〜3往復できる、ということが参加する条件となります。

この水汲み参加者には、自分が汲んで出来た新酒「菅名岳・寒九の水仕込生原酒」四合瓶を1本いただける、という特典がありますよ。
この特別の思いが詰まったお酒が楽しみで、毎年参加する、という人が多いとか。

さて、何故わざわざ登山をするのに大変なこの時期に行うのでしょう。
「寒の入り」から九日目、この日は昔からの言い伝えで、『この日に水を汲むと腐らない』『一年で一番水が澄む日』とされているからだそうですよ。

水汲み後の懇親会も参加者には大きな楽しみの1つだそうです。
氷点下という気温の中、山中で冷えた身体をまず温泉でほぐします。
菅名岳に程近い、阿賀川沿いの「咲花温泉」で行われます。
温泉の後でいただく清酒菅名岳の味は格別なのでしょうね。

今年の「寒九の水くみ」は以下のスケジュールで行われましたよ。
・8時30分〜9時30分:受付(受付後、三五郎山林道車止めまで移動)
・9時30分〜12時30分:寒九の水汲み
・12時30分〜13時30分:いずみの里へ下山
・13時〜14時:咲花温泉へ移動
・13時30分〜14時50分:温泉入浴・休憩
・14時50分:開場
・15時:懇親会
・16時30分:中締め→送迎バス発車
・17時:解散→送迎バス発車

水汲み、懇親会などの様子はこちら。http://www.suganadake.com/kanku.html

足に自慢のある人はこんな水汲みイベント、いかがでしょうか。
毎年募集人数に達するということですので、お問い合わせの上、お早めにお申し込みください。
とはいえ、来年以降のお話になってしまいますが。


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2007-12-01(Sat)

新潟の地酒 白瀧酒造

久しぶりに日本酒のお話。
新潟県と群馬県の国境の町・湯沢町にある白瀧酒造さんのご紹介。


湯沢町は川端康成「雪国」の"国境の〜"でもお馴染みのように、豪雪地帯です。
この地で今から遡ること約150年、初代湊屋藤助が谷地より湧き出す清水を使って酒造りを始めたということです。
豪雪地ゆえ、豊富な良質の清水を使い、長年に渡って酒を造り続けてきたこの酒蔵の商品の中から2品をご紹介します。


img12951705.jpg img10502804227.gif


左写真 「上善如水」(吟醸)は、「もっとも理想的な生き方(上善)は、水のようである」という老子の思想に基づき、さらりとした正に水のような口当たりのお酒を造ろうとした結果生まれた商品です。


そのため、誰にでも呑みやすく、組み合わせる料理も選びません。飲み口が軽く、なんのためらいも無く咽喉の奥に滑るように入って行き、後口も非常にいいもの。
"水の如し"と言いながらも、フルーティーな香りが楽しめ、上品な甘みは元になる水の素晴らしさがあればこそ、と実感できる味です。


県内の酒屋さんでは入手は容易、1.8L 2629円  720ml 1316円です。
このシリーズにはここで紹介した吟醸の他に、大吟醸・純米吟醸・純米があります。


次は右写真の純米大吟醸「湊屋藤助」。
初代の名前を付ける位ですから、当然力のこもった1本なのでしょう。
キャッチフレーズは「問わず語らず」。ここで私が敢えてコメントするのも無粋というものでしょう。
是非、実際にお試しください(いいかげんだな〜)。
代わりと言ってはなんですが、ご興味のある方はこちらをご覧ください。


以前は県内でも決まった酒店でしか購入できませんでしたが、昨年8月より全国での販売を始めました。そのため大分名前も浸透し、入手もさほど難しい物ではなくなったようです(一部を除く)。
価格は1.8L 3529円  630ml 1470円。
この他に 「純米大吟醸 湊屋藤助 にごり酒」 「純米大吟醸 湊屋藤助 山田錦40% 」などがあります。こちらは限定商品なので、かなり入手は困難なようです。


以前、湯沢町に用事で出かけた時、時間が余ったものですから白瀧酒造の本社(越後湯沢駅からも近い)におじゃましたことがありました。
予約なしの飛び込み(平日です)にもかかわらず、商品の説明や試飲をさせていただきました。
普通の酒蔵見学とは少々違った趣でしたが、相棒はこの酒蔵に対して、より身近になった、と言っていましたよ。


希少なお酒を扱い、また有名な酒蔵にもかかわらず、私達のような一般客に対してももてなしの心を忘れない酒蔵、そんな気持ちが美味しい酒造りにも生かされているのかな、なんて感じました。


*毎度のことですが、お酒の感想は相棒の勝手な主観です。私は味どころかお酒を飲めませんので、味については御自分で試してみてください。相棒の感想については一切責任をもちません。


美味しい新潟の地酒、またご紹介します。あまり期待せずにお待ちくださいませ。


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2007-10-25(Thu)

新潟の地酒 石本酒造

新潟市にある酒蔵 石本酒造といえば「越乃寒梅」です。

     logo.jpg


この名前、酒処新潟の中でもとくに有名で、幻の酒の代名詞にもなったほどです。


以前は地元でもなかなか手に入りづらく、価格も問屋の間を経るごとに高くなり、時には一万円を超えて取引されることも少なくなかったとか。


この「越乃寒梅」にはいろいろな逸話があります。

例えば、新潟土産の「越乃寒梅」をぶら下げて東京駅のホームに降り立つと、それを見た酒好きの人が「いくらでも金を払うから売ってくれ」と持ちかけてくる、だとか、空き瓶が1本1000円で売れる、または幻の3梅セット(越乃寒梅、峰乃白梅、雪中梅)の空き瓶が揃うと10000円で引き取ってもらえる、などの嘘か真かがわからない話しがあります。


こんな話が出てくるのも、以前の「越乃寒梅」の流通量によるものでしょう。

一説によると、以前の石本酒造の出荷先は95%が地元の懇意にしている所で、首都圏に出回るのは残り5%以下、ということから、特に東京近郊では「越乃寒梅」=「幻の酒」となったのではないでしょうか。


過去には人気の高さと入手しずらい点に目を付けた、とんでもない事件もありました。

1999年、神奈川県を中心に、関東地方に「越乃寒梅」の偽者が流通しました。


最近、食品業者による偽装事件が頻発していますが、この事件は出荷製造元の石本酒造は一切関係していません。


埼玉県の酒販業者らのグループが、「越乃寒梅」の王冠、ラベルをそっくり偽造し、安く仕入れた全く異なる日本酒にこれらを付け、本物として流通させたそうです。

そして売りさばいた量が1万本以上、金額にして5000万円以上を稼いだとか。


しかし、酒飲みを馬鹿にしちゃいけませんね。

購入して飲んでみたら、以前飲んだ「越乃寒梅」と味が違う!と、本物の製造元、石本酒造に偽者を送った人がいたんですね。


調べてみればすぐに偽者とわかります。成分検査で全く異なる物、との結果が出ました。

しかしラベルと王冠は一見しても偽者とはわからないほど、よく出来ていたそうです。


こんなニュースが流れると、なお更「越乃寒梅」人気は高まります。

地酒ブームとも相まって、新潟地酒、幻の銘酒の代表としてその名は全国に広まりました。


新潟県内でも入手しずらい状況が長く続いたようです。知人の口利きがあって1本4〜5000円で手に入れられれば御の字。酒販店の店頭では他の日本酒と抱き合わせで「越乃寒梅」が売られているのもざらでした。5本セット(内、寒梅は1本)で18000〜20000円位が相場だったそうです。


それが最近ではだいぶ身近に感じられるお酒になったようです。

スーパーの日本酒コーナーの棚にも当たり前に置いてあります。

価格も白ラベルだと一升瓶で2000円位から入手できるようです。


私はお酒の味はわかりませんが、幻の酒が他のお酒と同じ位の値段で、それも簡単に入手できるってどうなんでしょうか。

私から見ると、ちょっと位入手困難なほうが付加価値が付くような気がします。でもきっと、酒好きにとってはいい話なんでしょうね。それに健全ですね。


もはや幻とは言い難いかもしれませんが、新潟の地酒を一躍有名にした「越乃寒梅」


一部入手しずらい商品もあるようですが、一般的なものならいつでも購入できるほど流通しています。未だ飲んでいない方、是非1度味わってください。


一杯飲みたくなったら押してください。
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2007-10-15(Mon)

新潟の地酒 菊水酒造 「酒米菊水」

「菊水」という名前をご存知ですか?

以前、ここでも取り上げた新潟県の酒造会社の名前。

それともう一つ、「酒米」の名前でもあります。


酒米といえば、有名なのが「山田錦」「五百万石」等があります。

また幻の酒米として「亀の翁」も有名です。


さて酒米「菊水」はといいますと、昭和12年に愛知県で誕生したそうです。

しかし、酒米として優れた品種でありながら、ある害虫に弱い、という弱点があり、昭和20年には姿を消しました。

それが、50数年経った今、一部の生産者の間で復活話が持ち上がり、わずか25粒の種籾から、見事に当時そのままの姿で復活させられたそうです。


酒米「菊水」に関して、菊水酒造のHPに詳しい記述がありますので、ご興味のある方はそちらでご覧ください。


菊水酒造HP 
http://www.kikusui-sake.com/home/syohin_0015_1_1.html


そんな話を知った相棒、仕入れてきて早速そのお味を確かめました。

酒米「菊水」を使って仕込まれたお酒、「酒米 菊水」です。

2003_0101LL0044.jpg 2003_0101LL0052.jpg


呑んでみての感想は、きりっとした飲み口で、雑味が少なく、どんなお料理にも合いそう。

大吟醸というわりに、吟醸香は少なく、後を引くような感じも少なめ。洗練されきっていない味わいながら潔さを感じる後口は、1度は途絶えた幻の酒米の本来持つ性質。

ということです。(正直、私にはなんのこっちゃ?です)


オススメの飲み方は、冷やしてから飲むこと。常温でいただくより、ふくよかな味わいが楽しめるそうです。肴はなんといっても鮮度の良いお刺身、それも白身との相性が抜群。


味はもちろんですが、何十年も前に1度は途絶えた酒米で造られたって、それを聞いただけで浪漫を感じてしまいませんか。


酒造り、米作りに執念を持った、職人達の技の結晶が詰まった1本です。


盃を傾けながら、往時の様子を偲ぶ、なんて秋の夜長にぴったりな1本だと思います。


価格  720ml  2,084円  1800ml 4,161円


*ここに載せた味の感想は、相棒の個人的なものです。

 独りよがりで、実際とはかけ離れている意見かもしれませんが、何卒御容赦ください。


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