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2008-05-13(Tue)

数少ない生存者の像 雪中行軍遭難記念像


GWの東北ドライブ、その様子の続きです。
次の訪問地は私の強い希望から「雪中行軍遭難記念像」です。
映画「八甲田山」でも有名ですね、1902年、陸軍が来るロシアとの戦争に備えて冬の陸路の探索と防寒などの装備の研究などの必要性から真冬の雪中行軍が行われました。

映画では健さん率いる「弘前第31連隊」と北大路欣也さん率いる「青森第5連隊」がそれぞれ別ルートで八甲田山を縦断するというものでしたが、210名の大編成となった青森第5連隊は実に199名が遭難死するという結末を迎えました。

新克利さんが演じた「後藤伍長」(劇中は江藤伍長)は数少ない青森第5連隊生存者の1人ですが、その後藤伍長の銅像が「馬立場」と呼ばれるところに建っています。
この地でも多くの人が命を落としたそうです。


2008_0506LL0026.jpg


「銅像茶屋」と呼ばれる売店と大きな駐車場があります。
車を停めて歩いていくとまずこのような光景が目に入ります。
199名の犠牲者の全てがここで命を落としたわけではないですが、映画中にも再三に渡って「馬立場」の地名は出てきます。



2008_0506LL0027.jpg


「雪中行軍遭難の地」、あらためてこの事件の過酷さ、そして誤った指揮で多くの人命を奪った上官(三國連太郎さんが演じた山田少佐)への怒りがこみ上げてきます。
ここから少し歩いたところに後藤伍長の銅像があります。



2008_0506LL0034.jpg


多くの連隊員が凍死する中、北大路欣也演ずる神田大尉(実際は神成大尉)に救助隊まで知らせるようにと命を受けて何とか連隊への道を進みますが途中雪中で行き倒れてしまいます。
しかし幸運にも救助隊に発見され蘇生します。

映画では助けられるとすぐに息を吹き返しましたが実際は数分から数十分も蘇生が行われていたとの記録があるようです。
銅像の格好そのままで雪中に埋まっていたそうです。
鉄砲で倒れる身体をかろうじて支えていたのでしょう、さぞかし辛かったろうになんとしても遭難した人のもとへと救助隊を差し向けようとする一念だけがその命を繋いでいたのでしょう。



2008_0506LL0035.jpg


碑文がありますが残念ながら全てを理解することはできません。



2008_0506LL0036.jpg


記念像建立の経緯が書いてあります。
多くの観光客が誤解するようですが、この銅像の主は連隊を率いていたわけではありませんし、仮死状態で発見された地がここでもありません。
少しややこしいですが史実か映画・小説で事の成り行きを理解していないとわかりにくいかもしれませんね。

実際に後藤伍長が瀕死の状態で発見されたのはここよりもっと青森市側なのだそうです。
そしてその場所からわずか100mのところに神田大尉(神成大尉)の亡骸が発見されたそうです。

捜索隊が大尉に蘇生を試みようと腕に注射をしたところ、凍っていたために注射針が折れたという逸話が残っています。
口中に針を刺したところ何かを語ったが蘇生しなかったとも。
映画中ではこの場面はありませんでしたが。
というより映画中では神田大尉の死因は凍死ではなく一連の遭難の責任をとって舌を噛み切ったことによる、というふうに描かれています。



2008_0506LL0041.jpg


生存した11名の名が記されています。
210名の中の僅か11名。
誰がこれほどの大惨事になると思っていたのでしょうか。
この11名、生存したといってもその殆どは手や足、指を失ったということです。



2008_0506LL0042.jpg


八甲田山をバックに佇む伍長の後姿、いったい何を想っているのでしょう。
大尉や同僚、部下の多くを失ったことへの無念の思いなのか、無謀な計画を押し付けた軍部や指揮系統に混乱を来した上層部への恨みなのか。

後藤伍長、後藤房之助氏は無事帰還したものの両手両足を切断したそうです。
それでも気丈に生き、故郷の宮城県栗原郡姫松村で村議を2期務めた後、脳溢血でなくなったそうです。46才でした。


史実と映画・小説では若干異なるところもありますが、しかしこの事件には考えさせられるものが多いです。
皆様、よろしければ映画なり小説で一度このお話を考えてください。

この馬立場には鹿鳴庵という資料館もありましたが残念ながら営業は終わっていました。
そしてこの界隈にはこの事件にまつわる場所がたくさんあるようです。
しかしすでに日も大分傾いてきています。
残念ながら今回はここまで。

次回訪れる機会があったら今度はもう少し準備をし、青森第5連隊の足跡を辿りたいところです。
そう思いながら後藤伍長と別れて車に乗り込みました。


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comment

お仕事でしたか

お仕事でしたか。
私も仕事で、連休は休みはありませんでした。
元の職場に引き戻され、こき使われています。
ここだけの話ですが、観光バス会社です。
いい歳をして、バスの運転とは情けない話です。
又、週二回だけ県の仕事に派遣もされています。
雪の八甲田山、大変だったのですね。

鉄道・バスの旅さんへ。

大変なお仕事ですね、くれぐれも事故にはお気をつけください。
八甲田の雪中行軍、映画で見ただけで詳しいわけではないのですが本当に大変なものだったようです。
実際「馬立場」に足を運んで少し興味が増したような気がします。

No title

映画で見ましたが、いままた思い出しました。
実際にこんな事は二度と起きて欲しくないですね。

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No title

悲しいお話です。

本でも映画でも見ました。ぼろぼろになります。

言いたいことは山ほど、八甲田山ほどありますが、ひとつだけ。

本当にわるいのは戦争である。

これを肝に銘じて、教訓としています。

あうんさんへ。

雪山を侮っていたんですね。
しかしそれにしても大きな犠牲でした。
現在の自衛隊でも夜間行軍などがあると思いますがまさかこんなことはないですよね?

2代目さんへ。

そうですね、もとはといえば戦争です。
実際弘前第31連隊の福島大尉もこの事件後に日露戦争で戦死しています。
批難すべきは戦争なんですね。

人の命をなんとする!!

小説も読み、映画も観ました。
小説を圧倒されながら読み切りました。後に映画化されたので、さっそく映画館にも足を運びました。もう30年以上もさかのぼる昔、自分の住む町には気の利いた映画館などはなく、狭くて暗い、古めかしいにおいのする、ひなびた映画館でした。そんな映画館でも、ひとたび上映が始まると、ぐ~っと引き込まれ、映画の中に飛び込み、あたかも自分が隊員の一人であるかのような、臨場感を持って見入ってしまったことを思い出しました。こういった実習や戦下にあって、命令系統の最頂点で指揮を執る上層部の最高責任者の方々は、高見の見物的な見地からではなく、心身ともに現場と一体になるが如くの心持ちの、高邁な精神の人であって欲しいですね・・・・・。
それにしてもこの雪中行軍、もう少し天気が安定していたなら、ここまでの惨事には至らなかったのでしょうか・・・・・

No title

こんにちは♪

ブログ拝見させていただいてて、ふと気づいたとこ。
場所が、変わるとこんなに違うのかって・・・・
こちらは、山々が春の兆しで、山も青々してるのに、
まだ、新緑も出てないんですね。
場所が、変われば季節の移り変わりも、こんなに違うんですね。まだ、寒そうな感じですね・・・

No title

はじめまして。
とても勉強になりました。
この事件についてもっと知りたくなったので、ぜひ本を読んでみたいと思います。これからも頑張って下さい。ポッチ!

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otobokemamaさんへ。

時代背景というのもあったのでしょうが今から考えればかなり無謀だったと言わざるを得ないでしょう。
例えば軍人が民間人に教えを請うわけにはいかないとガイドを断ったり・・・・。
天候の悪化ももちろんですがやはり雪を嘗めていたのでしょう。
装備にしても万全とは言い難かったのではないでしょうか。
しかしそれらは今の世だから言えることなのかもしれません。
当時はそこまでの認識はなかったのかも。

しげ蔵さんへ。

東西でかなり気候が違いますね。
まだ桜の花が咲いているほどですから。
さらにこの馬立場は標高もあるのでより春が遅いようです。
ここに着いたのがすでに夕刻、そして数多くの霊がいるかもしれないということもあって少し肌寒かったのは事実です。
本文では触れませんでしたがこの界隈、軍人さん達の霊の目撃情報がかなりあるようですよ。

ごんぐりさんへ。

はじめまして。
また応援をありがとうございます。
私の説明では殆ど役に立たないと思いますので是非小説なりでこの時のことを知ってください。
なんでも日本の思い通りになると勘違いしていた軍部が国を牛耳っていた頃のお話です。
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