2008-05-15(Thu)
特別史跡・名勝の「毛越寺」
岩手県平泉町にある「毛越寺」を拝観します。
「もうつうじ」と読みますよ、慈覚大師円仁が開山したと伝えられ現在では国の特別史跡、特別名勝に指定されています。
平泉といえば「中尊寺」が有名ですが中尊寺からも程近いところにあります。
実は以前中尊寺に拝観した時、時間の都合で毛越寺には立ち寄りませんでした。
それで今回の訪問というわけです。
GW中の中尊寺入口交差点はさすがに混雑していました。
土産物屋や食堂の並ぶメインの駐車場はすでに満車で他の駐車場へと誘導される車でノロノロ状態。
毛越寺へはその交差点を通り過ぎてから右折しました。
専用の駐車場はそこそこの入りです。
車を降り拝観料を支払い入場します。
入口正面奥に本堂がありました。
この本堂は平成元年に建立されました。
奥の方を覗き込むとご本尊様の薬師如来の姿が拝めます。
画像でわかるようにまだ桜の花が咲いています。
左側には能舞台があるのがわかるでしょうか。
この日は特別に「延年の舞」(後述)が披露されるようです。
拝観を済ませたら浄土庭園を散策。
庭園の中心には大きな「大泉が池」があります。
浄土の世界を現世に表現したという花の寺、さまざまな花が季節ごとに訪れる人を楽しませてくれますがその中のひとつにあやめもあります。
しかし残念ながらまだ花の時期には早いようでご覧の様子。
池を背に多くの花が咲き誇る様子はとても見事なものなのでしょう。
池を中心に石や木々が配置されとても風流な景色を作っています。
少し残念なのが「順路」や「柵内立ち入り禁止」などの小さい看板。
少々興ざめでした、結構な数があるんですよ。
敢えて順路は設けなくても思い思い楽しめる作りですしね。
しかしわざわざ注意書きを設けないとルールを守らない人がいるのがいけないのかな。
芝刈り機やリヤカーが無造作に放置されているのもちょっと・・・・。
あたりに手入れをしている人の様子は見当たりません。
ちょっとした気遣いでより庭園を楽しめると思いました。
ツツジの花が盛りを迎えています。
鐘楼跡。
現在は別の場所に鐘楼がありました。
どうしてこの場所に再現(再建)しなかったのでしょう?
この他、講堂・金堂円隆寺・経楼・嘉祥寺などが復元されずに跡地となっていました。
常行堂。
本尊・宝冠の阿弥陀如来、両側に四菩薩、奥殿に摩多羅神が祀られています。
摩多羅神、地元では古くから作物の神様として信仰されているということです。
常行堂の近くにあった「地蔵菩薩」。
地蔵十益、地蔵二十八益というご利益のある仏様。
手に持っている宝珠は如意の玉と呼ばれるそうです。
このお地蔵様を信仰すれば願い事が心のままになるということで念入りに拝ませていただきました。
遣水。
池に水を引き入れるために作られていますが風流ですね。
曲がりくねる水路の流れに水切り、水越し、水分けなどの石組が配されています。
平安時代の唯一の遺構だそうです。
この遣水を舞台に毎年新緑の頃に「 曲水(ごくすい)の宴」が開催され、周囲の樹木とあいまって平安の雅な情景が作り出されます。
曲水の宴→http://www.motsuji.or.jp/matsuri/data03.html
ゆっくりと庭園を観賞しているうちに「延年の舞」の時間となりました。
この舞は毎年正月20日の摩多羅神の祭礼に神仏に奉納されるもので、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
この日はどういった理由で行われているのかはわかりませんがラッキーでした。
多くの観客とTVカメラも数台来ていました。
普段は神仏に向けての舞、今日は客席に向かっての舞とのこと、「皆様、神仏になったつもりでご覧ください」とのこと。
ご利益がありそうです。
足早にご紹介しましたが見所はまだまだたくさんあります。
四季折々、いろんな表情を見せてくれる毛越寺、ここは外せませんよ、中尊寺ももちろん素晴らしいですがこちらも忘れてはいけない存在です。
もっと知りたい、という人はこちらをご覧ください。
http://www.motsuji.or.jp/index.php
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