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2008-09-28(Sun)

宇治金太郎さんとトキ子(キン)の話し


最初にお知らせ。
「相棒の部屋」を他のブログサービスへと移行しました。
音楽や映画が好きな方、是非見てくださいね。
相棒の部屋http://blog.livedoor.jp/arabesque99/


先日無事試験放鳥された朱鷺、今頃新しい環境にも慣れ始め、群れで佐渡の大空を舞っていることと思います。
外敵などに襲われることなく自然下での繁殖までいけばいいのですが。

今日はその朱鷺のお話しです。
純日本種最後の朱鷺となった「キン」、2003年に36才という高齢で亡くなりましたが、朱鷺の人工飼育・繁殖がここまで至るまでの間、キンの存在は大きかったようです。
そこで今日はキンとその名前の由来となった「宇治金太郎」さんのことを書きたいと思います。

話しは1967年まで遡ります。
夏のある日、旧真野町西三川(観光地として西三川ゴールドパークなどがあります)に1羽の朱鷺が現れました。
営巣地から迷い出た幼鳥のようです。
この時すでに朱鷺の確認されていた数は10羽前後、この幼鳥も貴重な1羽です。
絶滅を恐れた県などは、その幼鳥の餌付けと観察をある人物に委託します。
その方が宇治金太郎さんでした。

宇治さんはこの幼鳥を怖がらせまいと毎日黒い帽子、黒い合羽。黒い長靴といういでたちで声をかけつつ次第に距離を縮めていったそうです。
そのうちこの幼鳥もすっかり宇治さんに慣れ、「コーイ」と呼ぶと姿を現し、手のひらの上の餌をついばむようになったそう。
この頃この幼鳥に「トキ子」と名付けたようです。

宇治さんが腰を下ろすと、足の間に入って離れようとしなかったり、宇治さんが餌場に行くのが遅れると途中まで迎えに出るほどになったというからすっかり信頼していたんですね。
きっとトキ子から見たら宇治さんは親代わり、宇治さんから見たらトキ子は娘のようだったのでしょう。
こうして愛情を育む宇治さんとトキ子でしたがそんな日々に幕が下ろされます。

翌年、国と県が人工飼育を決断、宇治さんに対してトキ子の捕獲を指示。
3月15日、宇治さんはいつも通りに餌を食べていたトキ子を抱きしめるようにして捕まえました。
その時宇治さんは「ほっとした、これで任務が終わった」と語りました。

しかしそれは本心ではなかったようです。
家族・ごく親しい人にだけこう洩らしていたとか。
「おれはひきょうもんだ、裏切ってしまった」と。
自分を信頼しきっていたトキ子を捕まえ、他人の手に委ねたその心境はどんなだったのでしょうか。

トキ子はトキ保護センターに移され、人工飼育されました。
36才の生涯を終えるまでの35年7カ月、宇治金太郎さんの名前から一文字もらった「キン」という愛称で多くの人から愛され、見守られ続けました。
この人工飼育の期間は世界でも類を見ないということです。

キンと離れてからの宇治さんと奥様の日課、宇賀神社への参拝だったそうです。
キンの長寿とヒナの誕生を誰よりも願い、手を合わせていたとか。
残念ながらヒナの誕生は叶いませんでしたが、キンは人間に換算して100才以上という年齢に達するまで生き続けました。
宇治さんの祈りが通じたのかもしれません。
1984年、82才で宇治さんは亡くなられました。
しかし病床にあってもいつも家族に「卵は生まれたか」と尋ね続けていたそうです。

宇治さんをはじめ、多くの人達の努力や願いがあって、絶滅した朱鷺がいままた佐渡の空を舞っているんだなーって感じます。
試験放鳥が上手く行き、本格的に第二・第三の放鳥が始まる日が待ち遠しいですね。
キンちゃんも保護センターの中から後輩たちの飛び回る様子を眺めていることでしょう。


トキ資料展示館に展示されているキン
撮影 2008・8・15 nana

2008_0815039_convert_20080819082500.jpg





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No title

宇治さん「キン」を捕まえなきゃ
いけない時は複雑だったでしょうね
今は空の上で二人(一人と一匹?)
仲良く暮らしてそうですね
又朱鷺が沢山暮らせるように
なると良いですね

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

nanaさんのブログって、話題が豊富なのに感心しています。また、毎日更新するのって大変でしょう。

朱鷺は見たことはありません。でもこの名前の漢字が好きです。
1970年代に、五木寛之原作「朱鷺の墓」という小説がありました。テレビ化され、映画化もされました。
日本原産の朱鷺はいなくなったって聞いたような気がするのですが…。

わが郷土は「丹頂鶴」の飼育に力を入れています。今年もつがいを中国へ送ったようです。

鳥ってオスの方がきれいですが、どうしてでしょうね。

コメントありがとうございます

☆nijikaze様

キンは捕らえられたそのとき、どう思ったでしょうか。
もしかしたらこれだけ人に懐いていたのですでに野生とは言えず、保護センターでの暮らしも苦ではなかったかも。
あくまで想像ですが。
でもやっぱり自然の中で自由に羽ばたいていた方が幸せだったのかな。
あれこれ考えてしまいますがキンだけが知っていることですね。


☆オールドレディー様

毎日更新ですから自然といろんな話題が集まりました。
本当は旅日記としてスタートしたんですけど・・・
まあいいかな、と。

朱鷺っていう字は私も好きで、記事中では敢えてこの字に変換しています。
なんとなくその美しい容姿が目に浮かぶような気がします。

雉や孔雀などは顕著ですよね、メスは本当に地味。
対してオスのハデなこと。
やっぱりメスに対するアピールでしょうか。

朱鷺が大空をたくさん舞う日

宇治さんがご大変なご苦労をされましたね~。
その労苦に報いるためにもたくさんの朱鷺が大空を舞う日が来ることを期待してやみません。

鷲谷芝嵐様

今回の放鳥までには多くの人の尽力があったこと、私も今回はじめて知りました。
再び朱鷺の舞う島となるといいですよね。
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