福島県金山町、国道252号線から只見川の方へ少し逸れたところに小さな共同湯があります。
これが「大塩温泉 共同浴場」です。
地域住民のための施設でこじんまりしていますがお湯の評判はかなりのものらしいので訪れてみました。
ちゃんと舗装された駐車場もあります。
料金は200円以上の協力金を支払いますが管理人は常駐していませんので料金箱へ入れます。
階段を下っていくと簡素な脱衣所、そして浴槽がありました。

浴槽は5人位は入れるでしょうか。
これといった設備は無く、湯口にコップが置かれているのみ。
壁から浴槽、床まで一面茶褐色に変色しているのが鄙びた印象をさらに増しています。
「含二酸化炭素−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉」という泉質ですが特筆すべきは炭酸の含有量だそうです。
源泉温度は38度ほどで若干加熱しています。
まず入って感じるのは「ぬるい」ということ。
温度自体はそんなに低くは無いと思いますが。
これが炭酸による清涼感?って感じ。
でも冷たいとか物足りないという感覚にならないのが不思議。
豊富な炭酸含有量、それをほんの少ししか加熱しないことで湯口から出てくるお湯には多く炭酸が含まれているのでしょうか。
そのためか身体への泡付きもあり快感。
この日は女性風呂はずっと貸切状態。
長湯のできるぬるめの湯のため瞑想しながら身体を湯に沈めていました。
相棒共々、1時間以上入っていました。
本当に不思議な感覚のある温泉。
ぬるめの湯、清涼感から夏向きかもしれません。
でも冬にじっくり入って暖まるのもいいですね。
地元住民が運営している共同湯ということで余所者としてはマナーを守って利用したいところです。
好意で受け入れてもらっているということを忘れないように、ということですね。
おまけ。
同温泉の民宿たつみ荘の敷地内に季節的に露天風呂が出現するようです。
どうやら春先から6月頃限定でお湯が湧き出すのだとか。
大塩共同浴場のお湯よりさらに炭酸分が多いということです。
郡司 勇氏はこの露天についてこう書いています。
「炭酸と共に38度ほどの食塩泉が吹き上がっている。ボコボコと周囲に二酸化炭素を振り撒きながら温泉も湧出し、50センチくらいの噴水状態の湧出である。源泉に近づくとかなり濃い炭酸なのであろう、息苦しくなった。開放的な露天風呂ながらこれだけ炭酸分を感じるので、内湯では危険なほどの炭酸であろう」
すごく心惹かれますね。
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